フリーマーケット

「買っていただく」「買ってあげる」という関係性が生じがちなバザーでなく、参加者全員が対等な関係で活動するフリーマーケット。私たちリサイクルショップの出店も、地域の方々の出店も、ブースは同じスペース上のお隣さんです。わいわいがやがやおしゃべりをしながら、地域と交流し、活動のＰＲも自然な形で行います。
また子供連れでも安心してフリマに参加できるよう「キッズコーナー」を設置したり、ライブ演奏などさまざまなイベントで集客を図ります。出店者の募集や開催時期の決定、チラシ作り、集客イベントの工夫はスタッフの腕の見せ所です。
出店を希望される方は、ぜひ事務局までお問い合わせください。

“Tamariba”コンサート

クラシックやゴスペル、フォークソングなどさまざまな音楽分野のミュージシャンが身近に音楽を提供する“Tamariba”コンサート。地域の方々にも気楽に足をはこんでもらい、利用者さんと一緒に音楽を楽しんでいただきます。
目と鼻の先で聴く生の音楽の迫力。一般のクラシックコンサートでは、吸引機など医療機器の音に気持ちも遠慮がちとなりますが、ここではそんな遠慮は不要です。利用者さんはケアを受けつつ、身体全体で音楽を楽しみます。

ホームコンサート

生の音楽を直接自宅に届けます。利用者本人の誕生日や親の結婚記念日に音楽家を派遣、お茶の間で本格的コンサートを楽しんでいただきます。日常生活の場がコンサート会場に変身。響く音楽は、利用者さんからご家族へのプレゼントです。
また普段、重い障害を持った方々と出会う機会の少ない音楽家の方々が、音楽を通じて彼らと身近に出会う機会提供の場でもあります。クラシック系、演歌系などのリクエストにもお応えします。家庭内に他人を招き入れることを遠慮される方が多い中、少しずつ着実に活動が広がっています。

“Tamariba”映画

暗がりのなかに浮かび上がる白いスクリーン。輝くような映像の魅力は万人のものです。サラウンドスピーカーと大型スクリーンを設置して、本格的ホームシアターの環境で映画を楽しみます。
上映作品は掲示板などを通じてＰＲ。アニメ上映では地域の子供たちも利用者さんと一緒にハラハラドキドキです。映画の感動を共有するのはスクリーンの前にいる観客同士です。利用者さんも地域の方々も観客としての位置に差異はありません。映画鑑賞を通じて、重症心身障害者の存在を地域に知っていただくこともこの活動の目的です。

“Tamariba”キッズクラブ

地域の子供たちが手作りのクリスマス飾りやスライム作り、外国語学習など様々な体験をします。キッズクラブは、子供たちと利用者さんの接着剤のような活動を目指します。
一般社会のなかで、障害者に接する機会が少ないという現実。大人になって障害者の立場を“知る”のではなく、子供ときに重い障害をもった方々と直接接することで、共に地域で生きる隣人という感覚をはぐくみます。
参加者を募集するＰＲ活動は重要です。活動がスタートした当初は子供たちの姿も少なかったのですが、今ではボランティアさんのお手伝いをお願いするまでに成長しました。クラブ通信の発行なども利用者さんと地域をつなぐ、地味ですが、大切な活動のひとつです。

“Tamariba”講座

主に利用者さんのご家族やスタッフを対象とした座学中心の講座です。ご家族の高齢化に伴い重要性が増す成年後見制度に関する学習会を開催したり、精神障害者の方に「幻聴」の感覚をお話いただいたり、あるいは海外の福祉事情やジェンダー、ヨガなどさまざまな講座を開催しています。
“Tamariba”講座の特徴は少人数。少人数の講座では、参加者は目の前にいる講師を身近に感じながら受講できます。このため講師も講義に自然と力が入り、参加者からの質問も活発となります。